港区三田での講演会のブログのつづきです。
「物部氏の東遷」講演会ブログ、今回が最終回です^^
講演会のテーマは、
「物部氏の東遷ーようこそ神々のふるさとへー」
1.神話の神々を祭る山河
2.倭国の伝統の矜持(きょうじ)をもった北部九州の東地域
3.東地域にみられる神話と大和地名の残照
4.物部氏と尾張氏
でした。
※矜持(きょうじ)とは、自負、プライドのことです。
(主催 九州の歴史と文化を楽しむ会)
「先代旧事本紀 現代語訳」を書かれた女性の講師のご講演でした^^
「物部氏の東遷」講演会過去ブログはこちらから☆↓↓
サクッとまとめ編
神話の神々を祭る山河
倭国の伝統の矜持(きょうじ)をもった北部九州の東地域
東地域にみられる神話と大和地名の残照
今日は、「4.物部氏と尾張氏」についてです。
▷物部氏の系譜
(資料より引用)
古典を素直に読むと、饒速日命(にぎはやひのみこと)たちは、筑紫の国(北部九州)から、畿内方面へ移動したようです。
そして、
(同資料より引用)
そんな物部氏の系譜を見てみましょう。
物部氏は、上の系譜赤枠の「宇摩志麻治命」(うましまちのみこと)から始まっているとのこと。
ワタシのメモ書きがありますが…気にしないでください><
ちなみに、饒速日尊(にぎはやひのみこと)は、神武天皇より先に大和に入っていたそうです。
▷尾張氏も
物部氏は饒速日尊(にぎはやひのみこと)の子「宇摩志麻治命」から始まったことがわかりましたが、
饒速日尊は、尾張氏も生み出しているんです。
天道日女命と饒速日尊の子、天香語山命(高倉下)が尾張氏の先祖と続いていきます。
資料を見てみましょう。
三種の神器の1つ、草薙剣(くさなぎのつるぎ)を祭る神社「熱田神宮」の祭祀を行っているのは尾張氏です。
▷まとめ
仏教渡来以前からある氏族の物部氏と尾張氏。
日本の歴史の中で大事な氏族で、饒速日尊はその両氏族を生み出しているんですね☆
▷最後に
「物部氏の東遷」講演会ブログも最終回になりました^^
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます!
まだまだ講演会内容を書ききれてないのですが、ここでいったん区切りたいと思います♪