※このブログは、2014年9月21日に書いています。
学校を卒業して十数年。
歴史の教科書と疎遠になって十数年。
最近の教科書事情をのぞき見てみようと思います。
現在、教科書において、「聖徳太子」は、「厩戸王(聖徳太子)」と記載されています。
(『日本人なら知っておきたい日本史の授業』金谷俊一郎著より引用)
ほぅ。
聖徳太子の本名は厩戸(うまやど)なので、“厩戸王”と載っていても何の不思議もないのですが、
厩戸王だと聖徳太子感に欠けるというか…
あれ?本名は厩戸ということは、“聖徳太子”って呼び名は何なのでしょうか?
「聖徳太子」は後世の人々がつけた「尊称」で、しかも、この聖徳太子という尊称は、死後100年以上たった後につけられたものであり、彼が生きている間は、「厩戸王」という名前しか用いられなかったのではないかという考えが有力になってきました。
(『同著』より引用)
※尊称とは、尊敬の気持ちをもって呼ぶ表現のことです。
生きているときは、「聖徳太子」とは呼ばれてなかったんですね。
教科書に「厩戸王(聖徳太子)」と記されるようになったのも、上記の理由からだそうです☆