古事記ブログの神世七代のまとめです。
理解したいけど、やっぱりまだよくわからない!!という人へ。
(字を追っているだけだと、理解するのって難しいですよね)
目で理解☆
図も使って神世七代の章をまとめます。
現代語訳を見たい人は神世七代(1)と神世七代(2)をご覧ください^^
まずは、読み下し文を…
次に成れる神の名は、國之常立神(くにの とこたちの神)。
次に豐雲野神(とよくものの神)。
この二柱の神もまた、獨神(ひとりがみ)と成りまして、身を隱したまひき。
次に成れる神の名は、宇比地邇神(うひぢにの神)、次に妹須比智邇神(いも すひぢにの神)。
次に角杙神(つのぐひの神)、次に妹活杙神(いも いくぐひの神)。
次に意富斗能地神(おほとのぢの神)、次に妹大斗乃辨神(いも おほとのべの神)。
次に於母陀流神(おもだるの神)、次に妹阿夜訶志古泥神(いも あやかしこねの神)。
次に伊邪那岐神(いざなきの神)、次に妹伊邪那美神(いも いざなみの神)。
上の件の國之常立神以下、伊邪那美神以前を、幷(あは)せて神世七代(かみよななよ)稱ふ(いふ)。
▷「神様がいっぱいでとにかくわからない!まとめられないの?」
こんな分け方ができます。
独神と男女一対の神。
≪独神グループ≫
國之常立神
豐雲野神
≪男女一対グループ≫
宇比地邇神、須比智邇神
角杙神、活杙神
意富斗能地神、大斗乃辨神
於母陀流神、阿夜訶志古泥神
伊邪那岐神、伊邪那美神
※男女一対の神の関係は、兄と妹です。
▷「どの神様をおさえればいいの?」
登場する神様それぞれに意味があるのはわかるけど、一度に全員覚えるのは、至難の業ですよね。
國之常立神
豐雲野神
宇比地邇神
須比智邇神
角杙神
活杙神
意富斗能地神
大斗乃辨神
於母陀流神
阿夜訶志古泥神
伊邪那岐神
伊邪那美神
wow…
ここはやはり伊邪那岐神(イザナキの神)と伊邪那美神(イザナミの神)をおさえておきましょう。
ここが二人の初登場場面です。
この二人の神様を覚えると、神社に行くのが楽しくなります。
ご祭神がイザナキ&イザナミの神社がけっこうあります。
▷「それで結局、この章では何が言いたいの?」
境界の必要性を言いたいのです。
この日本が永久にあり(國之常立神)、国土が豊かに(豐雲野神)なった後に必要なもの。
それが境界。(秩序とも言えます)
図で見てみましょう!
こんなイメージ
ん…よくわからないですね。
神様の名前を入れてみます。
こんなイメージ
「神様が人じゃない…棒とかになってる…」
神様の漢字から何を表しているのかを考えると、こういうことになるんです。
絵心がないので(笑)図の説明をつけます。
こちらとあちらの境界を表しているのですが、何となくでも伝わっているでしょうか…
(想像以上に図が下手で不安… 笑)
神様の名前をカタカナ→漢字に変換すると…
神世七代の章は、図にすると、このようになっていると考えられます。
こちらとあちらの世界との境界が必要で、その神様が続々登場したわけです。
そして、あちらの世界では、誘い合う二人 イザナキとイザナミがいます。
(神世七代の次の章は、イザナキとイザナミが国を生んでいきます。)
▷まとめます!
「神世七代」では、境界の必要性を言いたい。
図にすると、こんなイメージ!
お疲れさまでした!!