※このブログは、2014年12月25日に書いています。
みなさんご存知、今日はクリスマスです。
有名人がクリスマス婚したとか、アナウンサーがクリスマス婚したとか、おめでたいですね。
古事記で初めて結婚した二人と言えば、伊邪那岐と伊邪那美です。
今日もその二人の神様の話をお届けします☆
古事記は上中下の3巻からできています。
古事記
上巻—神様の世界
中巻—天皇の話(神様とコンタクトをとっていく天皇)
下巻—天皇の話(中国の儒教の影響が強い天皇)
今日は、上巻の「伊邪那岐命と伊邪那美命 2.二神の結婚」を見ていきます。
古事記
上巻—神様の世界
中巻—天皇の話(神様とコンタクトをとっていく天皇)
下巻—天皇の話(中国の儒教の影響が強い天皇)
≪上巻≫
序
別天つ神五柱
神世七代
伊邪那岐命と伊邪那美命
1.国土の修理固成
2.二神の結婚
3.大八島国の生成←ココ
4.神々の生成
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▷よむ
ここに二柱の神、議りて(はかりて)云ひけらく、「今吾(あ)が生める子良からず。なほ天つ神の御所(みもと)に白すべし(まをすべし)。」といひて、すなはち共に參上りて(まいのぼりて)、天つ神の命(みこと)を請ひき(こひき)。
ここに天つ神の命(みこと)もちて、太占(ふとまに)にト相ひて(うらなひて)、詔(の)りたまひしく、「女(をみな)先に言へるによりて良からず。また還り降りて改め言へ。」とのりたまひき。
故ここに反り(かへり)降りて、更にその天(あめ)の御柱を先の如く往き廻りき(めぐりき)。
▷みる~どう訳す?~
●議りて(はかりて)云ひけらく—相談して
▷さぐる~その背景にあるモノ~
●太占(ふとまに)—占いです。手順は次のとおり。
鹿の骨に線を入れておく
↓
火で焼く
↓
ヒビが入る
そのヒビの入り方で占います。
▷もう一度よむ
ここに二柱の神、議りて(はかりて)云ひけらく、「今吾(あ)が生める子良からず。なほ天つ神の御所(みもと)に白すべし(まをすべし)。」といひて、すなはち共に參上りて(まいのぼりて)、天つ神の命(みこと)を請ひき(こひき)。
ここに天つ神の命(みこと)もちて、太占(ふとまに)にト相ひて(うらなひて)、詔(の)りたまひしく、「女(をみな)先に言へるによりて良からず。また還り降りて改め言へ。」とのりたまひき。
故ここに反り(かへり)降りて、更にその天(あめ)の御柱を先の如く往き廻りき(めぐりき)。
▷現代語訳
ここに二人の神様は相談して、「今私たちが生んだ子は良くない。天つ神のところに行ってどうしたらいいか聞いてみよう。」と言って、一緒に高天の原に参上して、天つ神の意見を求めました。
そこで天つ神の命令で太占で占いをして言われたのは、「女の方がさきに言ったのが良くない。かえって改めて言い直しなさい。」と言ったのでした。
そういうわけで、帰り降りてもう一度その天の御柱を前のように回りました。
次回はいよいよ私たちが知っている国を生みます、イザナミ。