【古事記】読む前に知っておきたい10のこと
古事記をより楽しく読むために☆
古事記の本文を読む前に知っておきたい10のこと
1)古事記はいつできたの?
→712年にできました。(元明天皇に献上されました)
2)誰が書いたの?
→稗田阿礼(ひえだのあれ)という語り部が語ったことを太安万侶(おおのやすまろ)が記述したとされています。
3)なぜ書いたの?
→天武天皇が「書いて」と言ったからです。
4)天武天皇はなぜ書くように命令したの?
→王統(統治)の正統性を語るためです。
5)稗田阿礼(ひえだのあれ)は何を語ったの?
→「帝皇日継」(ていおうのひつぎ。帝紀)と「先代旧辞」(せんだいのくじ。旧辞)です。(Wikipediaより引用)
6)帝紀と旧辞って何?
→「古事記」や「日本書紀」以前に存在したと考えられている日本の歴史書です。(現存していないです)(Wikipediaより引用)
7)いつからいつまでのことが書かれているの?
→日本の誕生~第33代推古天皇までです。
8)何巻まであるの?
→上中下の3巻です。
9)偽書って聞いたことがあるけど…
→確かに、そういう説はあります。
検討が必要な説も一部にはあるようですが、古事記は奈良時代に成立したのは疑いないです。
10)ざっくり言うと古事記には何が書かれているの?
→天皇家の歴史についてです。
古事記を読む前に知っておきたい10のこと。
いかがだったでしょうか^^
これで古事記をより楽しめること間違いなし♪
補足で…
稗田阿礼(ひえだのあれ)ってどういう人かというと、当時28歳。生まれつき聡明で、どんな文でもすぐに暗記して口に出すことができる人。
それから、一回覚えたことは忘れない人だったそうで、記憶力が良かったようですね。
ステキ☆
(参考文献『古事記』倉野憲司 校注)