【古事記】1300年前を紐解く~二神の結婚(2)~

古事記が完成して約1300年
その今!!日本人としていにしえの歴史書に触れてみたいと思います。

二神の結婚(1)のつづきです。

「(他の神様は正直どうでもいいけど)イザナキとイザナミのことは知りたい」というオトナ女子の皆さんにも楽しんでいただけるように、少しずつ丁寧に1300年前を紐解いていきます☆

(岩波文庫『古事記』倉野憲司校注を引用、参考に進めていきます)

capture_039

古事記は上中下の3巻からできています。

古事記
capture_040
上巻—神様の世界
中巻—天皇の話(神様とコンタクトをとっていく天皇)
下巻—天皇の話(中国の儒教の影響が強い天皇)

今日は、上巻の「伊邪那岐命と伊邪那美命 2.二神の結婚」を見ていきます。

古事記
capture_041
上巻—神様の世界
中巻—天皇の話(神様とコンタクトをとっていく天皇)
下巻—天皇の話(中国の儒教の影響が強い天皇)

≪上巻≫

別天つ神五柱
神世七代
伊邪那岐命と伊邪那美命
 1.国土の修理固成
 2.二神の結婚ココ
 3.大八島国の生成


▷よむ

【2.二神の結婚】つづき
ここに伊邪那岐命詔(の)りたまひしく、「然らば吾(あれ)と汝(いまし)とこの天の御柱を行き廻り(めぐり)逢ひて、みとのまぐはひ爲む(せむ)。」とのりたまひき。

かく期りて(ちぎりて)、すなはち、「汝(いまし)は右より廻り(めぐり)逢へ、我は左より廻り逢はむ。」と詔りたまひ、約り(ちぎり)竟へて(をへて)廻る時、伊邪那美命、先に「あなにやし、えをとこを。」と言ひ、後に伊邪那岐命、「あなにやし、えをとめを。」と言ひ、各(おのおの)言ひ竟へ(をへ)し後、その妹(いも)に告げたまひしく、「女人(をみな)先に言へるは良からず。」とつげたまひき。

▷みる~どう訳す?~

●みと—御所のことで、ここでは結婚する場所

●まぐはひ—結婚(「目合い」から転じて交接の意味)

●約り(ちぎり)竟へて(をへて)廻る時—約束し終わって回る時

●「あなにやし、えをとこを。」—あぁなんて、イイ男なんでしょう。

●「あなにやし、えをとめを。」—あぁなんて、美しいんだ、この乙女は。

capture_039

▷さぐる~その背景にあるモノ~

●「汝(いまし)は右より廻り(めぐり)逢へ、我は左より廻り逢はむ。」—伊邪那岐命は伊邪那美命に「お前が右回り、私は左回りする。」と言います。

ここに儒教思想が反映されています。

儒教思想→“左の方がえらい”

伊邪那岐命=男=左回り=えらい

古事記は天武天皇の命によって作られました。

天武天皇は儒教にかなり影響を受けています。

そのことが古事記からも見られるわけです。

▷もう一度よむ

【2.二神の結婚】つづき
ここに伊邪那岐命詔(の)りたまひしく、「然らば吾(あれ)と汝(いまし)とこの天の御柱を行き廻り(めぐり)逢ひて、みとのまぐはひ爲む(せむ)。」とのりたまひき。

かく期りて(ちぎりて)、すなはち、「汝(いまし)は右より廻り(めぐり)逢へ、我は左より廻り逢はむ。」と詔りたまひ、約り(ちぎり)竟へて(をへて)廻る時、伊邪那美命、先に「あなにやし、えをとこを。」と言ひ、後に伊邪那岐命、「あなにやし、えをとめを。」と言ひ、各(おのおの)言ひ竟へ(をへ)し後、その妹(いも)に告げたまひしく、「女人(をみな)先に言へるは良からず。」とつげたまひき。

▷現代語訳

【 2.二神の結婚】つづき
そこで、伊邪那岐命が言ったことで、「それでは私とお前とでこの天の御柱を回って、御所で結婚しよう」と言いました。

そのように約束して、それで、「お前は右回り、私は左回りをして会おう。」と言って約束をし終わって回る時、伊邪那美命は先に「あぁなんてイイ男なんでしょう。」と言い、後に伊邪那岐命が「あぁなんて美しいんだ、この乙女は。」と言い、それぞれ言い終わった後、妹(伊邪那美命)に告げたのは、「女性が先に言うのはまずいんじゃない?」と告げたのでした。

ついに結婚しましたね。

capture_039

▷今日のポイント

伊邪那命が先に「あぁなんてイイ男なんでしょう。」と言い、その後に伊邪那命が「あぁなんて美しいんだ、この乙女は。」と言ったところです。

先に女性後に男性が声をかけた、その結果どうなったでしょうか??

次回につづきます。

ブログランキングに参加しています!
クリックありがとうございます。
にほんブログ村 歴史ブログ 歴女・女性歴史ファンへ
にほんブログ村 歴史ブログ 神話・伝説へ



コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ